2022年7月の米国雇用統計の結果は？！日本の今後の為替はどうなる？

8月5日に、米国の雇用統計が発表された。
これにより、今後の米国金利がどのようになっていくのか。

雇用統計とは
7月の米国雇用統計の速報・結果
米国の将来の為替動向
日本の将来の為替動向
まとめ
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雇用統計とは

そもそも米国の雇用統計は、何であるのか。

米国雇用統計は、米国の雇用情勢を調査した統計であって、
最も重要な経済指標の一つである。

雇用情勢とは、失業している人数や就業している人数などを示している。

発表時期

原則、毎月第1金曜日であって、夏時間と冬時間により発表時間が異なる。
夏時間：日本時間 21：30
冬時間：日本時間 22：30

発表内容

「失業率」
「非農業部門雇用者数」
「週労働時間」
「平均時給」
「建設業就業者数」
「製造業就業者数」
「金融機関就業者数」など、
計10数項目の指標を発表している。

調査対象

全米約16万の企業や政府機関の、
約40万件のサンプルを対象にして調査している。

調査対象期間

毎月12日を含む1週間を調査対象期間としている。

発表機関

米国労働省　労働統計局

7月の米国雇用統計の速報・結果

景気動向を反映する、非農業部門の就業者数は、
前月比５２・８万人増。
市場予想の２５万人程度増を大幅に上回る結果となった。

また、失業率は３・５％に低下して、
前月から０・１ポイント改善。
コロナ禍前の２０２０年２月の水準を回復。

インフレに影響を与える平均時給は、
前年同月比で５・２％増だった。
６月（５・１％増）から伸びがさらに加速。
人手不足を背景にした賃金上昇が続いている模様だ。

米国の将来の為替動向

今回の結果を受けて、
次回の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）では、
積極的な利上げを継続すると予想される。

一般に、失業率が改善されると、
労働者は受け取った賃金で、
消費活動が増える。
消費活動が増えると、
供給バランスを保とうと、物価が上がる。
物価が上がると、需給の均衡を保つために、
金融当局としては、金利を上げることにより、
物価を抑えようとする。
金利を上げると、ドルに資産・資金が集まる。
ドルの価値は上がっていく。

日本の将来の為替動向

米国の雇用統計の結果を受けて、
今後も米国は金利をどんどん上げていくことが予想される。

米国金利を上げると、日本円にお金を預けているよりも、
ドルに換えて預けているほうが、お金は増えるから有利になる。

そのため、必然的に円安ドル高が進んでいく。

一方、日銀は先月7月21日の黒田総裁の発言で、
急速な円安の進行は好ましくないとしつつも、
金融緩和の継続を決定している。
(全く手を打たないということ)

このことから読み取れることは、
日本での商品やサービスの物価は、
どんどん上がるということだ。
どこまで上がっていくのかは、全く予想ができない。

よっぽどのことがない限り、
少なくとも黒田氏の任期である、
2023年4月8日までは、
このまま続く可能性がある。

まとめ

日本で働く人々の賃金推移は、この30年ほとんど横ばいだ。

出典：平均給与（実質）の推移（1年を通じて勤務した給与所得者）｜令和２年版厚生労働白書－令和時代の社会保障と働き方を考える－｜厚生労働省

限られた給与賃金の中から、物価の高くなっている生活必需品を買わないといけなくなり、
そうすると、余暇レジャーなどのその他で使えるお金が無くなっていく。
私たち日本人は、小さく生きていかざるを得なくなる。
それに気付いた今、ますます悪化していくかもしれない将来に備えて、
私たちは何ができるでしょうか。

日本から脱出して、海外で働くという選択肢。

少なくとも子供たちには、充実した英語教育を受けさせて、
いつでも海外でコミュニケーションができるようにすることが、
私たち大人の役目かもしれません。

私も10年近くおこなって、英語に対する抵抗感がなくなった、
オンライン英会話を子供たちにも受けさせ、あなたご自身も受けてみてください。
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